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ママが入院してから

詩織ちゃんは
パパが朝、
幼稚園バスを見送り、
帰りは
おばあちゃんがお迎えして
近くにあるおばあちゃんの家で
パパがお迎えに
来るまで
過ごしていた…
僕は
朝から夜まで
ひとりで
過ごすようになった…
パパは
僕が少しでも
寂しくないように
テレビを
つけて出かけてくれた…
夜暗くなっても
テレビの明かりが
部屋を照らした…
1日がとても長く感じた…
詩織ちゃんは
帰ったら
パパと
お風呂に
入って
寝てしまう生活になった…
パパはひどく疲れていた…
僕の事も
とても悩んでいた…
これからの話しを
缶ビール片手に
僕を相手に
話し始め
僕の事になると
声がつまった…
僕がみんなを
苦しめて
しまっているんだね…
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