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その日の晩御飯には

蒸したササミが
ほぐして
混ぜてあった…
パパは
「…すまん
      …どうする事も
             出来なかった…」
飼う資格なんか
無かったんだ…」
目頭を
強く抑えた…
僕は
泣かないで…
僕に会いに来てね…
忘れないで…って…
思いを込めて
パパを舐めた…
めずらしくパパが
ポンポンじゃなく
僕を抱きしめてくれた…
「明日家の掃除を
頼んだから
明日は詩織を
一緒に送って…
…ごめん…ハート」
パパ…僕は大丈夫だょ…
ちゃんといい子で
幸せになるから…
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