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翌日、ママの幼馴染の

真知子さんは
昼前にうちに来た…
真知子さん
「すみません~
お仕事だったんじゃないですかぁ❓」
パパ
「あ~ご無沙汰しています
大丈夫ですよ。
逆に片付いて助かりました。
うちのやつの
退院があるから、
まとめて有休消化
させてもらったんで…」
なんて挨拶を交わし…
「ホントは
ハートちゃんも
引き取りたかったんだけど、
もう決まった後だったから
ホントもっと早くに
ツバつけておくんだった⤵︎」
真知子さんの
言葉に
身が凍るほどの
悪寒が走った…
初めて
自分の苦し紛れの
嘘で
大変なあやまちを
犯してしまった事に
気付いた…
「ま、真知子さん
話は走りながら
話しますから
車に乗って下さい汗
パパは凄く同様していた…
もう顔は
涙でくしゃくしゃだった…
パパの車は
ハートを
置き去りにしてしまった
場所へと
急いだ…
パパ
「まだ間に合いますか❓」
「もう決めちゃいましたか❓」
真知子さん
「あの…汗なんの事でしょう…❓」
パパは、
日々の忙しさで
充分ハートの
新しい飼い主を
探せなかった事…
ママが自分の
せいでハートに
哀しい思いをさせると
ひどく落ち込んでいた事
詩織ちゃんとママに
ついてしまった嘘の
せいで飼い主が
決まらなかった事に
さっきまで気づかなかった事…
あんな良い子を置き去りに
してしまったこと…
泣きながら
話し続けた…
パパの
ハンドルを握る手が
震えていた…
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