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パパと真知子さんは

パパが僕を
下ろした場所に
ついた…
食べかけで
追いかけたから、
鳥に食い散らかされた
オヤツが
その場所に
残っていた…
大きな声で
「ハート!!ハート!!
「おーぃハート~」
パパと真知子さん
僕を呼んだ…
パパは
残したオヤツを
見て
僕がすでに
ここにはいない事を
悟った…
そして、あの日
車を走らせた方向へ
ハートを探しながら
ゆっくりと
走らせた…
僕が
野犬として
保護されたのも
知らずに…
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