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村山さんの家に来て2日目。

午前中に病院に向かい診察を受け。
午後は家でノンビリと過ごした。
村山さんはとても穏やかな
話し方をする人で
僕はママを思い出していた…
「ハートくんは1歳位❓
まだ歯も綺麗だし
幼さが残ってるね」
「私はいろんな子を
預かったけど、
人間不信な子が殆どで
最初からこんなに
穏やかなのは
初めてじゃないかな…」
そんな話をしながら
また身体を撫でてくれた…
「ハートくんは
どんなお家に居たのかな❓」
「お母さんはどんな❓」
とても安心出来る声だった…
いつの間にか眠ってしまい
居間のドアが
閉まる音で
気付いた…
中二の聡美ちゃんが
帰って来たんだ…
聡美ちゃんは
僕の目の前に
ペタンと座り
「ふ~ん、
よく見たらヤバいね」
村山さん
「ヤバいって
どういう意味❓」
「ホントちゃんとした
日本語を使いなさいね」
聡美ちゃん
「あ~まただハイハイ。
よく見たら
かわいいって言ってるの」
村山さん
「うん可愛いよねU^ェ^U
聡美、見てごらん、
ここ、ほら、ね」
聡美ちゃん
「え❓ハート❓
ハートにブチってる~
だからハートって言うの❓
これすごくない❓」
「ちょっと撮らせて、
ブログに載せていい❓」
村山さん
「あ、ブログは
やめておいて、
お預かりだから…
聡美ちゃん
「な~んだガッカリ
「里親探さなくても
うちの子にしたらいいじゃん」
村山さん
「めずらしいね~
いつもあんまり構わないのに…」
いつも直ぐに部屋に入ってしまう
聡美ちゃんが
村山さんと話しながら
この日は
ずっと居間に居た…
村山さんは
ハートは
周りを和ませる
雰囲気のある子だと
感じていた…
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