いつの間にか眠ってしまった…

昨夜は彷徨ったり、
泣き続けたりしたから
お腹が膨らんで
ホッとしたら
そのまま意識がなくなってしまった…
気がつくと
詩織ちゃんが
僕の肉球を撫でていた…
ママは
目覚めた僕を抱きあげ
「詩織は、あなたが気になって
こんなに早起きしたんだょー。」
暖かく柔らかく
甘い匂いがした。
僕に住居と家族が
出来る決定的な一言を
発してくれた。
このひとが今日から僕のママ。
「あ~ん」
詩織が抱っこする~ラブラブ
ママ、返して、ハートちょうだい‼️」
少し耳にささる声だけど、
僕の声に気付いてくた
僕を助けてくれた人。
詩織ちゃんは、僕のお姉ちゃんになった。
「ふぁ~DASH!
「なんだ、もぅ騒いでいるのか…」
「これからは詩織がお手本になって
ハートにオシッコする場所とか
いろ~んな事を教えていかなきゃならないょ」
「ハートのお姉ちゃんなんだからなー」
ボサボサの頭、
ヨレヨレで起きてきた人
この人が
昨夜僕を洗ってくれた
僕のパパだ。
パパが寝転んで見ていた新聞紙に
僕がオシッコをしたから
パパ以外は喜んで
僕を振り回すように
誉めてくれた。音譜
パパ …
「まぁまぁいいか…」
「ご飯が終わったら
ハートの物を
買いに行こうか…」
ママと詩織ちゃんは
僕を抱いたまま
同時に「うん‼️」
とソファで飛び跳ねた。
inserted by FC2 system